日々是精進

日々の備忘録

人材業界トピック(2017年11月)

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■昨今のHRテック(採用、評価、モチベーションUP):
・採用効率化
(応募管理から面接設定をロボットが実施)
(オンライン面接)
(求人企業側の好みに併せて転職希望者を推薦)
(採用業務管理)
リファラル採用活性化)
・人材評価
(人事評価制度の見直しAIツール)
・モチベーション向上
(メンバーの褒めるポイントをAIが教えてくれる)

リファラル採用トピック
リファラル採用の社内でのご褒美金額は平均13万円


■副業について:
→以下のように言われるが、元データ(2014年)を見ると実質は5%程度ではないかと
・政府が副業OKの方向に動き、準じる会社も増えてきた
・副業OKの会社は2割程度
→能力の高い人の選択肢の一つとして広がってきているが、政策レベルで「公平な法制度、社会保障、訓練」が必要

***
政府は経済の活性化に資する新たな起業の担い手を創出することを目的とし、「開業率・廃業率が米国・英国レベル(10%台)になることを目指す」としている。(日本の開業率は、4~5%で推移)

兼業・副業に係る取組み実態調査」2014中小企業庁の調査)
リクルートキャリアが作成。こういう調査もしているのですね)

4,606社を対象に兼業・副業に係る調査を行い回収数は1,173社
容認と回答した企業は173社(アルバイトのみ容認の企業含む)
→容認回答率は14.7%
回答していない企業がほとんど容認していないと仮定すると実質は4%以下
***

フリーランスで働く人の54%がフレシキブルワークを歓迎
(36%は一時的な選択と回答)※アデコの調査(スイス)
外資系企業、グローバル日系企業で働く293人のうち69%が副業を持ちたいと回答
(でも中間層の年収800~900万円層は43%が後ろ向き)※ロバート・ウォルターズ調査

※エッセンス社がフレシキブルワークを応援するメディア「ハタラクミライ」をリリース
※ランサーズ社が『PROsheet』(複業・独立支援サイト)運営のパラフト株式会社を完全グループ会社化
※企業に在籍しながら副業として知恵を提供する形も
→ミーミル社(専門知識を有する人が1万人登録)経営企画部、新規事業担当者にリサーチ支援サービス


■金融機関と人材会社の連携
・ヒューマンリソシアと京都銀行
・日本人材機構と北洋銀行
→人材大手がファンドと連携して幹部(CxO)案件を開拓する動き


■ワールドトレンド
・ヘイズ曰く、世界的人見て日本は以下の人材が不足
「STEM」と「マルチ」
【Science(科学)Technology(技術)Engineering(工学)Math(数学)】
STEM領域と他の領域を掛け合わせる複数専門性人材が不足

ロボット工学×IT技術×語学
自動車エンジニア×IT×語学×PM
統計学×コンピューターサイエンス×分析力×マーケティング
法律×語学×ファイアンス
財務・会計×経営上の管理会計と分析
医学×語学×コミュ力×マネジメント

→そんな中、日本では専門領域特化型の転職サイトが乱立(入り口となるサイトを細分化)
・ネオキャリアとアスタミューゼのアライアンス
・インバウンド人材専門求人サイト(やまとごごろキャリア)
→AIを中心に、専門家育成系のサービスを提供する会社が増えている

 

専門家に更なる専門性を持たせたり、その足掛かりとなる仕事斡旋や機会提供が求められるかと。