マイクロソフトのLinkedIn（リンクトイン）買収に思う事
米マイクロソフトがLinkedIn（リンクトイン）を2.7兆円で買収するとの発表が駆け巡った日の覚書。
日本ではいまいち普及していないものの、全世界的には4億人超のユーザがいて、ソーシャルを介しての顧客リーチ力をMSは手に入れる事とになるようです。
ちなみに数日前のHumanCapital2016にリンクトイン・ジャパンの日本オフィス代表代行の杉本 隆一郎氏が講演されていましたが、現在のLinkedInのユーザ数は全世界で4.2億人との事。
【LinkedIn】
■全世界：4.2億人
・北米：1.5億人
・欧州、アフリカ、中近東：1.4億人
・アジア：9200万人（内 日本：150万人）
・他
サービス自体は2003年スタート、2011年に日本へ。日本代表の杉本氏は2012年に参画、当時3名、今は10名強との事。日本のユーザ数はまだ150万人位なようです。
個人的には5年前位にLinkedInでビジネスアプローチメールを打ってみたものの、あまり効果がなくムムムと思いましたが、外資系クライアントを持つ人材紹介会社や、シンガポール辺りの転職エージェントのLinkedIn使用率はだいぶ高いようです。
ちなみにリンクトインは転職推進サイトのイメージを持っていますが、会社としての目指すところはプロフェッショナル・ビジネスSNSで、転職ありきではないとの事です。
sansan社が提供する名刺管理アプリがビジネスSNS化していますが、こちらのユーザ数が100万人を超えているようです。
sansanのeight上で発信する知人も増えてきましたが、何となくまだ少数派で違和感があり、海外のLinkedInのような使われ方のSNSは日本にはまだないような感じです。
＜他のSNSのユーザ数＞
■ツイッター
日本：3500万人
（2015年12月時点で、1カ月間にTwitterにログインした月間アクティブユーザー数）
世界：3億2000万人
（2015年12月末時点の全世界のアクティブユーザー数）
■facebook
日本：約2,500万人強
（2015年12月末時点の月間アクティブユーザー数）
世界：15億人
（ユーザー数）
（参考：フェイスブック 日本代表の長谷川氏が語る、2016年のロードマップと日本における3つの注力領域）
■Instagram
日本：810万人
（2015年6月末時点の月間アクティブユーザー数）
世界：4億人
（2015年9月時点のユーザ数）
■LINE
日本：6,800万人
（国内利用者数）
世界：2億1,500万人
（2015年12月末ユーザ数）
（参考：2015年通期業績についてのお知らせ）
「リンクトイン」には、登録者プロフールやスキルに加え、700万社以上の企業が自社のページを設けて、そこで自社情報を掲載しており、企業・教育機関等の情報が公開・蓄積されているとの事です。
杉本氏経歴：
上智大学卒業
・タイタス・コミュニケーションズ（現ジュピターテレコム）：人事
・MTVジャパン：人事
・楽天（2006年）：人事 約3000人の中途採用
・リンクトイン日本法人立ち上げに人事責任者として参画（2012年）
日本オフィス代表代行（2013年4月）
杉本氏：ビジネスにまつわるあらゆる情報を、LinkedInというプラットフォームに載せることによって、より人と人、企業と人っていうのが、効率良く有機的に自動的に結びつく、そういう世界観を作りたいと思っています。
