ランドセル商戦スタートに思う事(2016年6月)
2016年6月後半、2017年4月の新1年生たちのランドセル商戦がすでに始まっているようで、以下のサイトによると、6月後半から9月半ば位までに人気の色は品切れになるようですね。(職人数の上限値により、工房系メーカーの生産量に限界がある為)
(参考記事)
何となく当たり前かと思っていましたが、よくよく考えると世界の中でも「ランドセル」が存在するのは日本だけ。毎年ざっくり100万人の新1年生が誕生することを考えると、平均単価を4万円と考えると400億円市場。(実際は未調査)
毎年必ず100万人がランドセルを買うというのが分かっている特殊な製品ですね。ランドセル文化、海外にも広がったら面白いのになと思います。
本格派で人気がありそうなのが、以下の工房系企業。土屋鞄はfacebookでのファンが多い事でも知られる高級鞄メーカーですが、スタートはランドセルだったようです。
■土屋鞄製造所(創業:昭和40年)
■池田屋カバン店(創業:昭和25年)
■鞄工房山本(創業:昭和24年)
こちらのサイトを見ると、子供の為にも質の良いものが欲しくなります。
以下の「萬勇鞄」は元々百貨店で販売されるランドセルをOEM生産していた会社が直販を始めているようです。
百貨店とのやり取りに色々あったのだろうと感じますが、品質の良いものを作れる企業が百貨店に頼らず販売できるという事はよい事だと感じます。
銀座に本社を構えるファクトリエは工場と直接契約してECで販売するモデルで、日本の優れた各地のアパレル工場に再びスポットライトを当てているベンチャー企業で、注目していますが、ランドセルの取り扱いはまだない模様。(今後扱ってほしいなと)
個人的に土屋鞄のヌメ革に惹かれました↓
こんなのもありました(^^
レクサスの鞄(15万円)
良い革のランドセルは6年後にリメイクで残したいところ。
街行く小学生のランドセルが赤と黒だけからカラフルになったなぁと思う人が多いと思いますが、規制ではなく技術的な問題だったようです。軽量で高品質な人工皮革の登場で発色が容易になり色幅が広がったとの事。
アマゾンで 見てみると、古い型になると上記リンクのように1万円を切っているものも多数ありました。6年も使う、6年しか使わない。考え方は分かれますが、いずれにしても子供が喜ぶ顔を長く見たいものだなと。