日々是精進

日々の備忘録

ゲーム業界の転職と周辺情報2017

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個人的に最近少々縁遠くなっていたゲーム業界。
以前は人材採用に手数料を年収の100%といった大盤振る舞いの会社もあったものの、一服感のある様子。
「仕事探しはindeed」的に普及しつつある、indeedで「ゲーム×東京」で検索するとぱっと目につくのが以下の企業群。

株式会社セガゲームス
株式会社enish
株式会社ウインライト
株式会社Cygames
株式会社Donuts
株式会社エイチーム
株式会社コロプラ
株式会社Aiming


パブリッシャー(自社名でタイトルを出す)とディベロッパー(受託開発)に大別されるこの業界。
自社タイトルは当たりハズレもあるので、大手案件の受託で手堅く収益を確保しつつ、時折自社タイトルも作るという折衷型の会社や、ある程度海外でヒットしたものをローカライズしてホームランは狙わずにヒットを狙う手堅い会社もあるようです。

元ローソン社長の玉塚氏が社長就任(2017年6月27日)で注目されたデジタルハーツ社や、ポールトゥウィン社のようにデバックに特化した会社の存在も業界を下支えしている模様。テスト業界大手のSHIFT社もゲーム案件をそれなりに担っているとのこと。大手の中には自社グループ内にデバック会社を作って、リストラ受け皿会社にしようとしているというような話も聞こえてきます。

昔でいうゲーム攻略本は、今はネット上になっており、ゲーム攻略メディアのgamewith社上場(2017年6月30日)は今泉社長が初の平成生まれの方(上場時28歳)ということで、記憶に新しいところ。一般素人によるCGMではなく、プロゲーマーにゲームをさせまくって、ゲーム攻略メディアを充実させるという方針が当たったとのこと。

コンソールゲームと違って、ネットゲームはリリース後に(イベントを仕込んだりする)運用が大事だと聞きますが、その運用をまるっと受ける会社もあるようで、M&Aしたり資本提携したりといった形をとるマイネット社はその代表格とのこと。世の中的に反響の大きいタイトルは自社で運用するはずなので、マイネットさんの扱う案件は、おのずと。。。。という感じなのかなと思ったりするとこです。

「一発当てればビルが建つ業界」だととその昔、大手ゲーム会社の人事部長が語っていましたが、現在は周辺企業が頑張ってきている様子です。


女優の柴咲コウさんが作った会社(レトロワグラース社)にモブキャストの藪社長が取締役に入っていた件に関しては、何狙いなのかよくわからず気になる所です。モブキャストさんの赤字が続いていて、大和証券への第三者割当による資金調達が続いており、タイトルを当てるのは難しいのだなと感じるとと共に、IP獲得するのは高いのだなと思う今日このごろ。

モブキャストさんは10/6に2回の新株予約権の発行(2.4万株)により大和証券から19.7億円の資金調達。(参考
用途(IP獲得予算(7億)、M&A予算(5億)、開発予算(4億)、広告宣伝費(3.7億))

募集前(平成29年6月30日現在)(持株数 持株比率)
藪考樹 4,235,200 26.31%
株式会社SBI証券 1,100,500 6.84%
株式会社でらゲー 482,800 3.00%
エクイニクス・ジャパン・エンタープライズ株式会社 450,000 2.80%
ハクバ写真産業株式会社 350,000 2.17%
楽天証券株式会社 286,500 1.78%
海老根智仁 286,500 1.78%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 207,565 1.29%
カブドットコム証券株式会社 191,900 1.19%
大和証券 143,500 0.89%