日々是精進

日々の備忘録

コロナ後の人材紹介業はどうなるか(2020年5月)~世界をどう創っていくか~

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大きなテーマは「2040年を創る今の子供たちの成長に繋がる取組みをする」
自分で課題を見つけ、そこに向き合っていける子供が増える社会を作る。

個人のマインド的には「何でもやってみる。動いてみる事で想像上の不安を無くす」
自分の仕事も、働く環境も、業界構造も、社会構造も大きく変わっていく中で、これまでやっていた仕事をどうオンラインに置き換えれば成り立つか、という思考ではなく、不要なものは辞め、何が価値なのかを再定義していく。

テーマが大きすぎると各論がぶれるけど、各論に入り込みすぎると目的が見えなくなるので、仕事をする意味や、生きる意味、自分が存在することによる社会的な貢献を考えた時に、上記に行きつく。

自分自身を振り返っても、学校教育のシステムである与えられた課題に対して、正解を探すというスタイルに慣れていて、自分で見つけた課題に対して夢中に向き合うというスタイルが出来ていない。
社会構造がきっと大きく変化するコロナ後の世界では、このスタイルの変革についていけない父親、母親が増えていく。
(長年の学校教育で培ったスタイルの変革が出来ている人は1割もいないのではと思う)

前に倣え、右向け右、と集団を平均的にレベルアップさせる学校教育は、右肩上がりの経済成長時にはとても良く機能していたのだろうけど、今後の世の中には適正ではない。本当はバブルがはじけたあと位にテコ入れされるべきものが、だましだまし延命されてきている。
学校が出してくれていた問題は、社会に出ると今後は会社が出してくれるので、難問に答えられる人は沢山いるけど、そもそもの何のためにという所には気づけない。

リーマンショック後の2009年に倒産した会社は1万5000社、2020年に倒産する会社はかなり増えると思う(2018年は8000社)
賃金が減る人も増えるし、2120万人の非正規雇用の人も大きく数を減らすだろうと思う。
社会が不安定になると、人心が惑う。
惑う親が増えると、子供も惑う。
惑わない親が増え、どうすれば惑わないのかが分かる子供が増えれば未来は明るくなる。
子供の未来を創るために、惑わない親を増やすことに、貢献をしていきたい。


そもそも人材紹介は必要なのか。に立ち返る。
結論は必要。

官から民へ、大企業からベンチャーへ。東京から地方へ。
優秀な人材を集中させない事は、自律分散型になりゆく未来にも合っている。
今後は優秀な人が複数社で仕事をするケースが増えていくので、プロジェクト単位での斡旋が求められていく。

3476万人の正社員の内、毎年転職するのは約100万人で3%弱。
(非正規を含めた人数は約300万人)
個人的にはもっと流動性を高める事が国力UPに繋がるものだと思っている。
人材紹介会社で経験を積んだ人が、事業会社側の人事(採用)となり、ダイレクトリクルーティングが促進されていくのも一つの流れで、全体を考えたらよい傾向。
一方で、事務処理屋的なあまり見識のない人事がまだ多く、経営者と会話できずに乖離があるという問題もある。
高いレベルの人材紹介エージェントが増える事は意味があり、以下の点をエージェントは意識していきたい。

・経営者と経営課題に対して議論ができる
・新しいテックを使った採用や業務再構築の助言ができる

人材紹介業に携わる人のアドバンテージはどこにあるかを考えると、年間数百人の人と会う事は大きな特徴。これからの社会は「信頼」こそが強みとなるので、これらの人との信頼を積み重ねられるとそれは大きなアドバンテージとなる。ポイントは何を積み重ねていく事と、どう活かせるかを意識し、社内でも社外でもアウトプットする事。
・情報取集(業界や、子育て、キャリアップなど、問題意識に合わせて聞いて考察する)
・リアルアフェリエイト(協力したい社長の顔が思い浮かぶクライアントのサービスを紹介してあげる)
・転職を急がない人には、現職での課題を聞いて、その解決に繋がる紹介をしてあげる

転職サイトで会えるかどうか分からない人のレジュメを何十枚も見て、スカウトをし、返信があった人と面談し、紹介し、複数回の相談に乗りながらご縁をつくるというプロセスは、重要だし労力もかかるけど、ぼーっとしているとフローで終わり、個人としては何も蓄積していないという状況になりやすい。(会社も特にそこに注意してねとも教えてくれない)

仕組みで回している大手エージェントや、金を生み出す歯車的にしか社員を見ていないタイプの社長がやっている紹介会社に勤める人は特に注意が必要。

紹介エージェントの能力特性は以下の様な点がある。
・1:1でじっくり人と向き合って話ができる
・感情の機微を捉える事ができる
・色んな職種の、色んな役職の人に何が足りてなくて、どうすれば良くなるのかに気づける(アドバイスできる)
・幅広い業種の会社を知り、ビジネスモデルや構造がイメージできる
・採用ニーズなどクライアントの話を概念で捉え、言語化する事ができる

スキルの棚卸し、不足しているものの補充計画をし、実際に何を具体的に行うかを決めていく。

ポイントは、「自分を探さない事」であり、「自分を創る事」
冒頭に戻るけど「何でもやってみる。動いてみる事で想像上の不安を無くす」というのが大切。

自分が変わると、身近なところでは配偶者に良い影響が確実にでる。
(配偶者を笑顔にできない人は社会をよくすることはできないので、まずは配偶者の幸せが何かを熟考する)
配偶者が変わると、子供に良い影響がでる。
大人よりも子供はデジタルの壁を感じずにさっさと順応していく。
自分のやりたい事に出会えて、好きなことに全力で向き合えることが増えると、デジタルで場所の制約も飛び越えて、多くの子供たちがよい影響を与え合える世の中になると思う。