ビズリーチ ヤフー系などから37億円調達に思う事
少し前のお話ですがビズリーチがYJC等から37.3億円を調達しクラウド型事業を本格化へとのこと。
http://thebridge.jp/2016/03/bizreach-raised-33m-from-yjc-and-others
調達資金は②スタンバイ拡充と③新サービス(ハーモス)に充てるとのお話し。
<ざっくりビズリーチ事業>
①ビズリーチ、キャリアトレック
②スタンバイ(リクルートが買収したindeedの競合となるサービス)2015年開始
③新サービス クラウド型の採用管理システム:HRMOS(ハーモス)」2016年5月予定
※ルクサは売却済み
スタンバイは知っていたけど、スタンバイ・カンパニーとは何かと見てみると、ユーザ企業が使う採用管理ツールで、有料かと思いきや無料とのこと。
http://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2015/1029.html
この領域のサービスでは「ジョブスイート」を展開する株式会社ジャパンジョブポスティングサービス(ユーザ企業500社)やリクログで知られるHRソリューションズ株式会社(導入実績:600社以上)が有名ですが、スタンバイ・カンパニーはすでに4000社超との事でビズリーチの営業力と無料のインパクトを感じるところです。
<その他の採用管理サービス提供会社>
・株式会社インテリジェンス「新サービス」 MyRefer
・イグナイトアイ株式会社「SONAR(ソナー)」 導入実績:200社
・マッチングッド株式会社
・日本データビジョン株式会社 等
ハーモスはATS(アプリカント・トラッキング・システム)領域のサービスになる模様。※Applicant Tracking System(採用申込み者追跡システム)
スタンバイ・カンパニーとハーモスが別々の路線で進むのか、いずれ統合されるのか分からないですが、採用管理から人事管理へと企業の基幹システムの方にもサービス範囲を広げていきそう。
中途採用した個人のパフォーマンスを分析して新たな採用に活かすという事がどこまで普及するのか、そこまで求める会社がどの程度あるのか。
ツール類を扱える企業人事が増えてきているようにも感じるので、今後注目したいところです。
間違え等ありましたらやんわりご指摘を。