日々是精進

日々の備忘録

コロナの中での学びを仕事に活かす。~「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」と落合陽一チャンネルと~

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色々なニュースが飛び交う中で、不安に思う事と、そうでないことがある。基本は理解ができていない事に対しては不安を感じる。

 

1)改めて必要なのはニュースやデータを正しく読み解く事。
2019年のベストセラー「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」が示す、10の思い込みから逃れるための示唆を再確認する。

■考えを惑わす10の本能
①分断本能→大半の人が何処にいるか
②ネガティブ本能→悪いニュースは広がりやすい
③直線本能→直線はいつも、曲がる
④恐怖本能→リスクを計算する
⑤過大視本能→数字を比較する
⑥パターン化本能→分類を疑う
⑦宿命本能→ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留める
⑧単純化本能→一つの知識が全てに応用できないことを知る
⑨犯人探し本能→誰かを攻めても問題は解決しない
⑩焦り本能→小さな一歩を重ねる

個人的には特に何が自分にとっての恐怖なのかを再定義しておくことが大事だと感じる。
仕事がなくなる事なのか、首になる事なのか、死ぬかもしれない事なのか、子供の学びが疎かになってしまう事なのか、自分にとってリスクヘッジしたい事が何なのかが分かると平静を保ちやすくなる。

「FACT FULNESS」が示す大きなポイントは、①の分断本能で、これだけでも意識できると見方が変わる。
→「世界を先進国、途上国の2つに分けることはやめよう」
■世界を4つのレベルに分ける(所得レベルで)
一日あたりの所得をドルベースで分ける
レベル1 2ドル以下 10億人
レベル2 2-8ドル   30億人
レベル3 8-32ドル  20億人
レベル4 32ドル以上 10億人

 
2)コロナに関しては、数理モデルの3つの数字を元にニュースを見る。
・基本再生産数
・実効再生産数
・集団免疫率
https://toyokeizai.net/articles/-/345872
ニュースを見るときに②のネガティブ本能に注意をする。メディアは悪いニュースが視聴率を稼げるので報道する傾向がある前提を理解する。

3)有効な学びの時間としてとらえ、次の一手を考え、まずはやってみる。ピンチをチャンスにという人が一定数必ずいる。有事には失敗が目立たない。やってみて、改善して、もう一度やることを他人の目を気にせずにできるのが今。

学びにはアウトプット。
NOTEに書くもよし、友人とzoomで話すでもよし、仕事への提案に繋げるもよし、何らかの形で出すことを意識することが良質な学びとなる。

このタイミングでのお勧めはオンライン学習。
ユーザベース社のNewsPicksの落合陽一氏の動画(Weekly Ochiai)がとても良質。(文章からの学び派だったけど、良質な動画の破壊力を実感)
https://newspicks.com/movie-series/28/
(月額1500円。期間限定10日間無料中)

落合陽一氏の事は実はあんまり知らなかったのだけど、アート、テクノロジーの造形が深く、政治、経済、文化にも通じ、自分の意見でものを語り、わりと難解な内容をわかりやすく伝えてくれる、圧倒的知恵者で1%の部類の人だけど、99%の大衆心理や、できない人の存在を把握した上での発言が多く、未来を切り開く目線でとても前向きになれる。
コロナ特集も見ごたえがあるが、学び、育児、信頼、性など、かなり広い分野の話をゲストとの対話を通じて明日へのヒントをくれる驚くほどに良質な番組で、NHKで毎日の感染者数を心配しながら見ている場合ではない感じでポジティブになる。

自身の思考体系を整理し、触れてこなかった分野のインプットをし、テクノロジーを活用して無駄な時間を減らすことで時間を創出し、自分の頭で考えて動く時間にあてる。

今までのやり方は通用しなくなる(今までが幸せな良い時間だっただけ)と割り切って、思考停止状態からの脱却が一番の不安解消なのかなと。